映画バービーの炎上理由の原爆ネットミームとは？オッペンハイマーきのこ雲画像への海外の反応も

2023年7月に全米で公開された実写版映画「バービー」。

8月には日本での公開が控え注目が集まる中、映画公式X（Twitter）が原爆を絡めたファンアートにポジティブな反応を返したことが物議を醸しています。

日本国内では批判の声が相次ぎ炎上状態になり、公式アカウントが謝罪する事態にまで発展しました。

今回は、映画「バービー」の炎上騒動について、原爆ツイートの内容や公式の対応、日本国内や海外の反応など気になる情報をまとめてお届けしていきます。

映画バービーの炎上理由とは？
- 炎上騒動の経緯は？
- 原爆ネットミームの画像や内容は？
映画バービーの原爆ツイートに日本国内の反応は？
映画バービーの原爆ネットミームへの海外の反応は？

映画バービーの炎上理由とは？

まずは映画「バービー」の公式X（Twitter）が炎上したのは何故なのか、経緯や該当のツイート内容を見ていきましょう。

炎上騒動の経緯は？

今回の炎上騒動の経緯をまとめたものがこちら。

映画「バービー」と「オッペンハイマー」が同日にアメリカで公開
同日に公開された2作品の毛色が全く異なることから面白がられ、それぞれを掛け合わせた「BARBENHEIMER（バーベンハイマー）」という言葉がネット上で流行
米国のユーザーによるファンアートも流行し、バービーとキノコ雲を結びつけるミームに発展
映画「バービー」公式アカウントがバービーとキノコ雲を結びつけるファンアートに好意的に反応
イギリスのスナク首相もハッシュタグを使用
日本ユーザーが見つけ問題視して取り上げ炎上騒動に
ワーナーブラザースジャパン合同会社が謝罪

アメリカで「バービー」と同日に公開された「オッペンハイマー（Oppenheimer）」はクリストファー・ノーラン監督による伝記スリラー映画です。

カイ・バード（英語版）、マーティン・J・シャーウィンによる本『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』を原作としており、原爆の開発に携わった科学者を描く物語となっています。

日本では原爆はセンシティブな問題として取り扱われており、それを面白おかしく取り上げたとなれば炎上状態になるのは当たり前とも言えますね。

原爆ネットミームの画像や内容は？

問題となっている、「バービー」と「オッペンハイマー」を掛け合わせた画像の数々がこちら。

元々の「#BARBENHEIMER」ハッシュタグは「オッペンハイマーとバービー、両方見よう！」といったノリで始まったものでした。

しかし、徐々にそのノリはエスカレートし、原爆がネットミーム化されユーザーのおもちゃ状態になっていきました。

バービー日本版公式（ワーナーブラザースジャパン合同会社）は謝罪投稿をしましたが、

pic.twitter.com/2SYdD6Bxva

— 映画『バービー』公式 (@BarbieMovie_jp) July 31, 2023

「このムーブは公式によるものではない」と、責任逃れの表現が目につきます。

謝罪時点では、原爆をネタにしたツイートに反応したリプライも削除されていない状態。

形だけの謝罪なだけで、実際のところは今回のムーブメントがどれだけ日本人にとってひどいことなのかを理解していない、理解する気がないように見えます。

アメリカではお祭り騒ぎとなっていますが、日本ではこれらの画像を見たら不謹慎と感じる人の方が大半です。

ナチス関連、ポリコレ関連は少しでも触れれば大バッシングを浴びる社会ですが、悲しいことに原爆に関してはアメリカでは軽視されていることがよく分かる騒動ですね。

映画バービーの原爆ツイートに日本国内の反応は？

映画「バービー」の原爆炎上騒動へのネットの反応がこちら。

『バービー』も『オッペンハイマー』も楽しみですが、原爆の悲劇を軽視した安易なミームには不快感を表明します。
I look forward to seeing Barbie and Oppenheimer, but feel that the Barbenheimer meme is an insult to the tragic history of the atomic bomb.#Berbenheimer #NoBarbenheimer

— 村山章 (@j_man_za) July 30, 2023