2023年、TikTokを中心に「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」というフレーズが流行っています。
元King & Princeの平野紫耀さんなどの芸能人も使用するほどのブームとなっていますが、発祥はどこからなのでしょうか?
どうやら、元ネタはあるアイドルグループの楽曲の歌詞のようです。
今回は、SNSで流行りの「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」について、
- 「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」とは何なのか
- 「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」の元ネタであるアイドルの曲や歌詞
- 「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」の動画の本家と言われているキャバ嬢TikToker
- 「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」がうざい・嫌いと言われている現状
など、気になる情報をまとめてお届けしていきます。
いま流行りの「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」とは?
2023年5月頃からTikTokやインスタのショート動画で流行っている「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」。
主に、世の中への不満や皮肉を用いた“あるあるネタ”などに使われるフレーズです。
「◯◯◯なのに✕✕✕なの、なぁぜなぁぜ?」
という構文になっています。
使い方の例としては、
「私って可愛くない」て自虐してるのに、他人から「可愛くない」って言われるとブチギレるの、なぁぜなぁぜ?
始業時間は1分遅れただけで死ぬほど怒られるのに、就業時間は何時間過ぎても許されるの、なぁぜなぁぜ?
父親は「今日飲み会行ってくる」って当日の決定報告なのに、母親は何日も前からお伺い立てなきゃいけないの、なぁぜなぁぜ?
みたいな感じです。(一般的なあるあるネタから考えた筆者のオリジナルです)
また、最近では前半の「〇〇なのに」が無い形で、
推しに会える日に限って肌も髪もコンディション最悪なの、なぁぜなぁぜ?
といった形の使い方も増えています。
TikTokの動画やインスタのショート動画、Twitterのつぶやきなどで、多くの人、もしくは一部の自分と似た趣味を持つ人が共感できるネタを投稿するのが流行っています。
なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)の元ネタはアイドル曲の歌詞!
SNSで流行っている「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」の元ネタは、きゃりーぱみゅぱみゅさんや新しい学校のリーダーズが所属している「アソビシステム」のアイドルグループ・FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)の楽曲です。
#ふるっぱー #超NATSUZOME2023 pic.twitter.com/7jKYLJlBJX
— FRUITS ZIPPER【Official】 (@FRUITS_ZIPPER) July 2, 2023
曲名は「ハピチョコ」で、該当の歌詞はこちら。
ねぇ 呼び出しなんで なになに?
このフレーズをアレンジして、あるTikTokerが「なぁぜなぁぜ?」と使い始めたのが始まりです。
ちなみに、「ハピチョコ」で該当パートを歌っているのは櫻井優衣さんというメンバーです。
目があったね〜♡ pic.twitter.com/GTCDE4stZJ
— 櫻井優衣(FRUITS ZIPPER) (@yui_fz0221) July 5, 2023
一般的にあまり有名でないアイドルということが信じられないレベルの可愛さです…!
「なぁぜなぁぜ?」本家のTikTokerの投稿には「櫻井優衣様まで届けっ」というキャプションがありますので、元ネタがフルーツジッパーの楽曲であることは間違いないと言えます。
なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)の本家はキャバ嬢TikToker桃園ありさ!
フルーツジッパーの楽曲のフレーズを使って「なぁぜなぁぜ?」動画を投稿し始めた“本家”に当たる人物は、桃園ありささんというTikTokerです。
いちかに便乗してTwitter始めました👼🏻💎 pic.twitter.com/Hkxp4vwplg
— 🍑桃園 ありさ🍑 (@momoland_arisa) April 17, 2023
- 活動名:桃園ありさ(ももらんど ありさ)
- 本名:未公開
- 生年月日:1997年1月23日
- 年齢:27歳
- 出身地:岡山県
- 血液型:AB型
- 身長:非公開
- 最終学歴:専門学校卒
- 職業:キャバ嬢、TikToker
桃園ありささんは六本木にある「FAVRIC LOUNGE ROPPONGI 7」で働く現役のキャバ嬢です。
TikTokを通じて知名度を上げ、人気を集めています。
そんな桃園ありささんによる「なぁぜなぁぜ?」本家の動画がこちら。
@momoarisa_tik どハマり中櫻井優衣様の【なぁになぁにゲーム】😂#ももらんどの日常 #ファブリックセブン ♬ オリジナル楽曲 – 桃園ありさ🍑
「なぁになぁにゲーム」と題された動画内で
私が1番って言ってたのに指名変えしてるの、なぁぜなぁぜ?
というフレーズが登場しています。
こちらが「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」の起源とされています。
その後SNSでなーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)が流行していくうちに本家動画の影が薄れていき、桃園ありささんは
@momoarisa_tik ちょっとふざけて撮ってみた【なぁぜなぁぜ】が広まってて嬉しい❣️櫻井優衣様まで届けっ#ももらんどの日常#ファブリックセブン ♬ オリジナル楽曲 – 桃園ありさ🍑
ありさが本家なのにみんなに全くメンションされないの、なぁぜなぁぜ?
という動画を投稿されています。
なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)がうざい・嫌いと思う人急増中?
2023年のネット流行語にも選ばれそうな勢いのネットスラング「なーぜなーぜ(なぁぜなぁぜ)」。
若者を中心に普及しているワードですが、ネット上では「うざい」「嫌い」「気持ち悪い」などネガティブな意見もあがっています。
特に理由はないけど、なぁぜなぁぜ嫌い
— サトル⚡ (@akki_stsa) July 10, 2023
あえて何も言ってこなかったけど
「なぁぜなぁぜ」使う奴ら全員気持ち悪い— 🥚🐤ゴザ吉🐔🥚 (@goza68fsr) July 4, 2023
なぁぜなぁぜ?って言ってる奴全員片っ端からブロックしてるわ
普通に不愉快聞いてて気持ち悪い— ヨッシー狂信者@プリズマなぎちゃんはもう二度と病まない (@yoshi_kyo_sinja) July 9, 2023
「なぁぜなぁぜ?」ってフルーツジッパーの「なになぁに?」に似てると思ったら、元祖の元ネタなんか
中途半端にパクられてワードが嫌われてるのとばっちり過ぎるやろちな、姉にふるっぱーのライブ連れて行かれた時は、その子の緑色振ってた
— まる。 (@maru_o17) July 10, 2023
嫌われている理由については、
- 投稿している女性たちのぶりっ子感が無理
- 頭が悪そうな言葉遣いが嫌い
- 煽り感が強くて苦手
などの声があがっていましたが…一番多かったのが「特に理由はないけど嫌い!」という意見でした。
「きゅんです!」「ぴえん」「勝たん」「だいじょぶそ?」「かわちぃ」のようなネットスラングは、若者たちに急速に普及していく中で苦手・嫌いという意見も多く出ています。
また、若者たちも若者たちで「上の世代が無理して使うのキツい」という意見もあるようです。
世のおじさんおばさんは、若者に迎合しようとして無理にネットスラングを使うのは絶対にやめておきましょう。