豪華客船タイタニック号の沈没現場に向かった潜水艇が消息不明となった事件。
潜水艦が海の中に取り残されているとなると、酸素の供給がいつまで続くのかが気になるところです。
酸素の残り時間はどのくらいで、いつまで持つのか、そして酸素がなくなったらどうなるのでしょうか?
タイタニック潜水艦の酸素残り時間はどのくらい?期間はいつまで?
引用:テレ朝NEWS
豪華客船タイタニック号の沈没現場に向かっていた潜水艦が消息不明となっている事件で、アメリカの沿岸警備隊などが潜水艦を見つけるための重要な時間帯の目安を上げていることが分かりました。
潜水艦が潜水を開始したのは2023年6月18日。それから約1時間45分後に行方を経っています。
酸素の残り時間、供給が期待できる期間と関係ある日時は、
2023年6月22日朝(日本時間同日夕方)
とされています。
これは、潜水艇が備えている96時間分の緊急事態用酸素が底をつく可能性を踏まえている数字と見られています。
艇内の酸素は減り続けている状況ですが、それだけではなく息を吐いた時に発生する二酸化炭素についても潜水艦の二酸化炭素の吸収能力との戦いがあります。
潜水艇内の二酸化炭素の吸収能力には限界があり、二酸化炭素の量が多くなれば、頭痛、錯乱や吐き気につながります。
体調が悪くなれば呼吸も増えるため、酸素がなくなるスピードは増すばかりで危険な状況に拍車をかけることとなります。
タイタニック潜水艦の酸素がなくなったらどうなる?
タイタニック潜水艦の酸素が残りわずかということが分かりました。
緊急事態用の酸素がなくなったらどうなってしまうのでしょうか?
知識のない方のイメージでは、酸素がなくなる=窒息死を思い浮かべるかもしれません。
潜水艦では酸素が減っている状況ですが、症状としては二酸化炭素が過剰になることで息苦しさを感じることが先に訪れると考えられます。
二酸化炭素濃度が増すことで、頭痛、錯乱や吐き気、意識障害…そして最終的に意識を失うこととなります。
潜水艦の中の空気から二酸化炭素を除かないと、酸素不足の前に二酸化炭素の過剰で乗組員は行動不能になり、意識を失って亡くなる可能性が高いでしょう。
仮に何らかの方法で二酸化炭素が除去されて上記のような症状が起きなかった場合に、酸素不足が原因で亡くなることとなります。
酸素不足の場合は息苦しさよりもひどい頭痛や嘔吐など、高山病によく似た症状が出ると言われています。
その他には、低室温による体調不良や、パニックで気を失ってそのまま…などの可能性も考えられます。
いずれにせよ、酸素のない状態で何日も持たせるのは不可能ですので、乗組員は
- 二酸化炭素の過剰
- 酸素不足
- 低室温
- 極度のストレス
などの原因からくる症状で命を落としてしまうことが考えられるでしょう。