芸人のビートたけしさんといえば、独特な首や肩の動きやまばたきの癖が特徴的です。
モノマネ芸人などビートたけしさんの真似をする方も必ず捉えている仕草ですが、長年チック症の可能性が指摘されています。
しかし、過去にはご本人が肩の動きについて“別の原因”を語ったことがあるようです。
過去にはバイク事故で顔面麻痺の後遺症を負ったり、首を脱臼したことがあるビートたけしさんですが、首や肩の動きは何が原因なのでしょうか?
今回は、ビートたけしさんのチック症疑惑について、肩の動きがわかる動画などを紹介させていただきます。
【動画】ビートたけしの肩の動きやまばたきの癖とは
ビートたけしさんは、若い頃から独特の肩の動きが特徴的でした。
1986年のフライデー襲撃事件後の記者会見や復帰後の番組出演動画を見ると、左肩を動かすような仕草が確認できます。
この他にも、ビートたけしさんは左側へ首を傾けたり肩を回すような癖があることで知られています。
長年モノマネをしている松村邦洋さんの仕草を見ても、ビートたけしさんを模倣するには首や肩の動き、ギュッと目を瞑るようなまばたきが必須であることがよくわかります。
若い頃から現在まで続いている癖のようなものですが、何か身体的に原因があるのでしょうか?
ビートたけしの肩の動き病気はチック症(トゥレット症候群)だった?
ビートたけしさんの肩の動きは、チック症(トゥレット症候群)ではないかと言われています。
チック症とは、まばたきや咳払い、首振りや奇声などが本人の意思に関係なく繰り返し出てしまう疾患です。
チックが起こる前には、くしゃみをするときや、かゆいところをかきたくなるときのように「その動作をしたい」という強い衝動が生じ、チックを起こすと衝動は一時的に落ち着くとされています。
チックには運動チックと音声チックという種類がありますが、ビートたけしさんの癖は運動チックに当たると考えられます。
引用:LITALICOジュニア
チック症の発症年齢は4〜11歳が多く、多くの場合は成人するまでに改善・消失すると言われています。
大人になっても症状が持続したり、再発する場合もありますが、運動チックと音声チックの両方が1年以上にわたり強く持続し、日常生活に支障をきたすこともあります。
チック症状が強く長く続く場合、この症状は「トゥレット症」と呼ばれます。
トゥレット症は人口1000人あたり3〜8人に認められおり、男性のほうが女性より2〜4倍多いとされています。
ビートたけしさんの首を傾けたり肩をすくませるような仕草は、チックに限りなく近いと見られており、その年数も長いことからトゥレット症候群の疑いがあると指摘されているようです。
ビートたけしの肩の動きは事故の後遺症?
ビートたけしさんの癖は、長年チック症だと指摘されていました。
しかしながら、ビートたけしさん本人は過去にエッセイ本である事故の影響であると語っています。
ビートたけしさんは、漫才師としてデビューしてしばらくした頃にテレビ番組でトランポリンを飛びながら漫才をするという企画に参加したことがありました。
その際に跳ねすぎて頭から床へ落下してしまい、怪我を負ってしまいました。
以来、首の違和感が続いて首や肩を動かす動作が癖になってしまったんだとか。
熱心なファンによると、ビートたけしさんの若手の前座にはあの首や肩の動きはなかったとのこと。
また、1994年に起きたバイク事故の後には癖が出る頻度は減ったとの声も増えています。
専門家ではビートたけしさんの動きの原因について「首のズレ」と指摘する方もいらっしゃることから、チック症ではなく身体の違和感からくる癖と考えるのが自然でしょう。
ビートたけしの特徴的なまばたきは事故の後遺症?
ビートたけしさんの仕草については、まばたきが気になるという方も多いことでしょう。
ビートたけしさんは左目のまばたきが多いですが、右目のまばたきはかなり少ないです。
これについてはチック症やトランポリン事故ではなく、1994年に起きたバイク事故が原因であるといえます。
1994年8月2日、ビートたけしさんは飲酒状態で原付バイクを運転し、ガードレールに接触して転倒。
生死を彷徨い大怪我を負い、入院生活などで半年間芸能活動を休止していました。
そんな大きな事故の代償として、ビートたけしさんの顔の右側には顔面麻痺が残りました。
リハビリにより回復はしていますが、まばたきの回数や顔の動きが左右非対称なのは事故の後遺症が原因であると言えます。